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ザ・ロープオーサカ「なにわの海の時空館」木製帆船模型展第29回横浜帆船模型同好会展示会
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ザ・ロープオーサカ「なにわの海の時空館」木製帆船模型展第29回横浜帆船模型同好会展示会
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Age of Sail
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映画「マスター・アンド・コマンダー」

映画「マスター・アンド・コマンダー」は、パトリック・オブライアンの海洋冒険小説オーブリー・シリーズ第10巻「The Far Side of the World(南太平洋、波瀾の追撃戦)」を原作とした映画です。

  • 邦題:「マスター・アンド・コマンダー」
  • 原題:「Master and Commander: The Far Side of the World」
  • 監督:ピーター・ウィアー
  • 原作:パトリック・オブライアン
  • 脚本:ピーター・ウィアー、ジョン・コーリー
  • 出演:
    • "HMS"ローズ(HMSサプライズ)
    • ラッセル・クロウ(ジャック・オーブリー:艦長)
    • ポール・ベタニー(スティーブン・マチュリン:軍医)
    • ビリー・ボイド(ボンデン:艦長付艇長)
    • ディビット・スレルファル(キリック:艦長付従兵)
    • ジェームズ・ダーシー(トマス・プリングス:一等海尉)
    • リー・イングルビー(ホロム:士官候補生)
    • ジョージ・イネス(ジョー・プレイス:水兵)

 この映画は、アメリカ独立戦争当時の王国海軍フリゲート艦HMSローズを復元した"HMS"ローズを撮影に使用しています。又、ピーター・ウェア監督が徹底的に1805年当時の王国海軍の世界、帆船の航海にこだわって製作したため、海洋冒険小説の世界をほぼ完璧に映像化しています。
しかし、海洋冒険小説の愛読者にとってはなじみの深い世界も初めて映画を観る方々には解らないことが多いと思います。
この作品ついて当サイト流の解説をしていきます。

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"HMS"ローズ(HMSサプライズ)

主演女優"HMS"ローズとは

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HMSサプライズ甲板図

映画「マスターアンドコマンダー」に登場するHMSサプライズ号の各甲板の概念図です。 映画の中で誰が何処で何をしていたのか解りやすいかと思います。 図面が入手できませんので、一般的なフリゲート艦の甲板図をベースに映画で確認できる範囲で書いてみました。

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映画「マスター・アンド・コマンダー」 MAP

映画「マスターアンドコマンダー」の舞台をGoogleMap上で推測して見ました。

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アケロン

敵艦アケロンのモデル、私掠船について簡単にまとめてみました

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HMSサプライズ vs アケロン

HMSサプライズとアケロンの比較をしてみました

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戦闘配置と戦闘準備

戦闘配置が命令されると乗組員は戦闘配置に飛んでいく。そして戦闘準備にかかる。
映画ではこの戦闘配置と戦闘準備が見事に再現されている。

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士官の制服

この映画では衣装も正確に再現されている。
映画の時代背景は1805年、この当時は1795年制服規則の制服が着用されていた。
オーブリー艦長、プリングス一等海尉、マウアット二等海尉が普段着ているのは作業服とも言うべき略装であるが、晩餐、懲罰、戦死者の水葬のシーンでは正装を着ている。オーブリーは最後の斬りこみにも正装を着用しているが、後でキリックにぶつくさ言われているのだろう。「正装で斬りこみに行くなんて何考えているんすか」てね。ともかく王国海軍士官は戦闘のときに正装を着ることがあった。これはWW2でも見られたようである。

オーブリー艦長は任命後3年以上の大佐(Captain over 3 years' post)であるので、両肩に片章をつけた制服を着用している。

オーブリー艦長と海尉で制服のスタイルが違う。これはオーブリー艦長が、ネルソン提督の信奉者で、三角帽とあわせていささか古いネルソン・スタイルに固執しているためである。プリングスとマウアット両海尉のスタイルがこの当時の最新スタイル。制帽は二角帽を前後にかぶり、制服はダブル前の乗馬服スタイルである。通常勤務ではマウアットは制帽とは認められていなかったラウンドハットを被っている。

 オーブリー艦長が正装で首から下げているのは、ナイルの海戦参戦記念メダルであろう。よく見るとプリングス一等海尉もボタンホールからメダル下げている。艦長室での晩餐で、オーブリー艦長が「ナイルの海戦に参戦したときプリングス一等海尉は士官候補生だったよ」と言っていることから、プリングスもナイルの海戦に参戦したという設定であろう。
ただし、ナイルの海戦参戦記念メダルだとすると王国海軍公式メダルではなく、ネルソン提督の拿捕賞金代理人アレクサンダー・ディビットソンが作成した非公式メダルである。オーブリー艦長が首から提げているメダルをよく見るとシルバー、これは海軍大尉に与えられたもの。オーブリーは海軍大尉のときネルソン提督に仕えたので、シルバー・メダルならつじつまが合う。士官候補生はブロンズ・メダルだった。なのでアレクサンダー・ディビットソン作成の非公式メダルで間違いないと思う。王国海軍は公式にはこのメダルの佩用を認めていなかったが、一般的にナイルの海戦参戦者の証として佩用されていた。ちなみに王国海軍公式戦勝記念ゴールド・メダルは海軍中佐以上の参戦者にしか授与されなかった。

 士官候補生に正装、略装の区別は無かった。しかし、映画では懲罰など正装が必要なシーンでは制帽である2角帽を、その他の通常勤務ではラウンドハットを被っている。
 立ち襟の白い当て布が士官候補生の印。アケロンとの最後の戦いの前に、オーブリー艦長が一席ぶつシーンがあるが、カラミー士官候補生の立ち襟から白い当て布を外しているのが映っている。これはカラミー士官候補生が三等海尉代理に任命されたためと思われる。この士官候補生の襟の白い当て布は、現代の王国海軍にも引き継がれている古い伝統である。

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「マスター・アンド・コマンダー」とは

 映画の原作「南太平洋、波瀾の追撃戦」の巻末に「海事用語覚書」を記載し、「海尉艦長」と「航海長兼海尉艦長」なんて余分な解説してくれたものだから混乱した読者も多いのでは。「マスター・アンド・コマンダー」の由来と意味についてまとめました。

    • MasterandCommanderの由来
       ジャックはCaptainなのに題名がおかしい、題名と併せ映画の終わりごろプリングスがジャックにアケロンの拿捕回航指揮艦を命ぜられ「キャプテン・プリングス」と呼ばれたことから、あの時点でプリングスが「マスター・アンド・コマンダー」に昇進したことをさしているのだという解釈をネット上で見たことがありますが私の解釈では違います。

       映画の題名に「マスター・アンド・コマンダー」がつけられたのは、オーブリー・マチュリン・シリーズ第1巻の題名で、単純に映画の宣伝上観客にアピールしやすいからであると考えています。
       先ず、1794年にはMaster and Commanderから単にCommanderへ変更されていたこと(映画の舞台は1805年です)。
       次にHMSサプライズ程度の小型フリゲートで大型フリゲートを拿捕したのですから、海軍本部からの艦長への賞賛の証として、副長(一等海尉)プリングスはCommander(海軍少佐)に昇進できたでしょう。ましてや無事アケロンを英国に回航できれば、プリングスの昇進はほぼ待ちがいない。だからといってプリングスが艦がもらえるとは限らない。
       ただし、Commander(海軍少佐)に昇進すれば、軍艦の艦長となれるので通常階級ではなくCaptain(艦長)と呼ばれました。又、拿捕艦とはえ軍艦の指揮官なのでこれもCaptain(艦長)と呼ばれることになります。だから、プリングスの昇進はほぼ約束されたも同然とHMSサプライズの皆が信じたため。人気者のプリングスに「Huzzah for Captain Pullings!」と万歳で見送ったのです。
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映画の冒頭で、メインマストの頂に翻る赤白青の横縞の細長い旗が映る。これは軍艦が就役中であることを示す就役旗である。映画の冒頭で海軍本部命令とテロップが出ることから、HMSサプライズは海軍本部の直接命令下にあり、艦隊・戦隊に所属していないことが解る。従って海軍本部直令艦就役旗である赤白青の3色就役旗を掲げているわけである。
軍艦旗は赤色軍艦旗である。これは海軍本部直令艦は、赤色軍艦旗と3色就役旗の組み合わせを掲げることによる。
凪の海で色とりどりの旗を掲げているが、これは信号旗である。ちなみに乾かしているのだそうだ。ただし、洗濯してなのか虫干しなのかは不明。
捕鯨船に偽装したときは、軍艦旗はもちろん就役旗も掲げていない。赤色軍艦旗の代わりに掲げているのは、捕鯨船会社の社旗である(バックステージツアーでトム・マクラウスキーさんに確認)。

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歌(音楽)

映画の中で水兵たちが歌う歌がスパニッシュ・レディ。この歌は国に帰りたい気持ちを水兵たちがそれとなくオーブリー艦長に伝えるために歌われているが、英国の船乗り歌として一番有名な歌である。
士官室での晩餐でアレン航海長が歌う歌がDon't forget your old shipmateという調子の良い歌。
それぞれ歌詞を掲載するので、映画館で一緒に歌うのも一興。

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関連書籍

海外では原作はもちろん、原作の関連書籍、映画の公開に併せてメイキング本、関連書籍が数多く発売されている。

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DVD情報

日本語版DVD
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000YTR8C/sailingnavy-22/ref=nosimワイドスクリーン
2枚組み
字幕 日本語・英語 
音声 1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンドEX/英語
   2:DTS/5.1chサラウンドES/英語
   3:ドルビーデジタル/5.1chサラウンドEX/日本語

映像特典
   “The Hundred Days”(1:09:34)〜ドキュメンタリー
   “In the Wake of O’Brian”(20:56)
     〜原作小説へのアプローチを描いたドキュメンタリー
   “Cinematic Phasmids”(29:59)〜特殊効果について
   “The making of Master & Commander”(25:49)〜メイキング
   “On Sound Design”(20:13)〜音響効果について
   “Deleted Scenes”(23:33)〜未公開シーン
   Multi-Camera Shooting 〜マルチ・アングル
   Galleries(122stills)〜静止画ギャラリー
   Theatrical Teaser Trailer(1:17)
   Theatrical Trailer(2:41)

US版ワイドスクリーン2枚組みセット
http://www.amazon.com/exec/obidos/ASIN/B0001DI0FI/sailingnavy-20/ref=nosimワイドスクリーン
2枚組み(リージョン1、NTSC)
字幕 English, Spanish
音声 English (DTS), English (Dolby Digital 5.1), French (Dolby Digital 5.1),
   Spanish (Dolby Digital 2.0 Surround)
映像特典(英語字幕無し)
  Theatrical trailer(s), TV spot(s)
  "The Hundred Days": 70-minute behind-the-scenes documentary
  "In the Wake of O'Brian": Peter Weir discusses adapting the books
  Cinematic Phasmids: moviemaking secrets
  Sound design featurette
  Interactive cannon demonstration
  Six deleted scenes
  HBO First Look
  Multi-angle battle-scene studies
  Split-screen vignette
  Still galleries

UK版2枚組みセット
http://www.amazon.co.uk/exec/obidos/ASIN/B00008W64E/sailingnavy-21/ref=nosimワイドスクリーン
2枚組み(リージョン2、PAL)
字幕 English
音声 English (DTS), English (Dolby Digital 5.1)
映像特典(英語字幕有り)
  "The Hundred Days": 70-minute behind-the-scenes documentary
  "In the Wake of O'Brian": Peter Weir discusses adapting the books
  Cinematic Phasmids: moviemaking secrets
  Sound design featurette
  Interactive cannon demonstration
  Six deleted scenes
  HBO First Look
  Multi-angle battle-scene studies
  Split-screen vignette
  Still galleries

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映画「マスター・アンド・コマンダー」Q&A掲示板」過去ログ

閉鎖した「映画「マスター・アンド・コマンダー」Q&A掲示板」過去ログ置き場です。


このページは葉山逗子さまの映画「マスター&コマンダー」とP.オブライアンの原作etc.の海外情報日記ページである「Sail ho!」とタイアップしています


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Last-modified: 2008-03-25 (Tue) 21:27:37 (JST) (54d) by 只野四十郎
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